中身のない意見交換会

今日、とある会に行ってきた。
町の若手と地元高校生(生徒会)との意見交換会というものである。
メンバーではないので、オブザーバーとしてであるが。


まず高校の文化祭での話。
高校の文化祭はその若手のメンバー協力の下で行われた。
その感想や課題の話であったのだが、実に話がしょぼいのである。
「〜だからよかった」的な感想が多く、その数も少ない。「満足した」と書いてあるにもかかわらず、である。
「満足」してるんだったら、もっと具体的に感想が言えるのではないか、と聞いてみれば、反応がない。

高校の先生(以下:先)「個別には生徒はいろいろ感想を持っていると思いますよ」
私「だから、それをお伺いしたいのですが」
先「資料にまとめてありますよね」
私「でも今、「個別にはいろいろ感想を持っている」とおっしゃいましたよね」
先「いや、これはここにいるメンバーの意見で、その他(生徒会以外)の生徒は、ということです」
私「・・・。」

ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwww
生徒会ってなんですか?
生徒の代表ではないんですか?
アンケートなどを実施し、生徒の意見を拾い上げてまとめるのが生徒会ではないんですか?
生徒会とは生徒とは切り離された機関ですか?
生徒会独自の意志決定=生徒の総意になるんですか?


もうあきれてしまい、これ以降意見するのをやめてしまった。


続けて、前回(5月)の意見交換会での話の続き?(蒸し返しにしか見えなかったのだが)で、

  • 携帯(FOMA)のエリアを広くしろ
  • 高原祭りに有名人を呼べ
  • デパート「的」なものがほしい(的の「」は私の判断でつけた)
  • バス代を安くしろ(須崎までのバス代が高い)
  • 高知さんさんテレビが映るようにしろ(町内の地区によって、電波が入るところと入らないところがある)


などあったのだが、なんだかぐだぐだで終わってしまった。
いろいろ若手メンバーからも「主体性に欠ける」などの厳しい意見はでたのであるが・・・。


最後に、地域活力センターの意見交換(になってないのだが)と、若手とのつながりについての話であったのだが、なんだかこれもよくしまらないまま、会は終了。


と、一応「意見交換会」の形はなされているようには「見える」。
が、実は、
「携帯の電波や、バスの料金、さんさんテレビなどについては、地域全体の問題と考え、今回は生徒会からの提案は特にありません」
と生徒会側からの今後についての意見として資料に記載されており、前回の意見交換会の話は、無駄以外の何物でもなかった、というオチがある。


この会に出てみて、どうしてもわからないことがあった。
「この会は一体なんのためにやったのか」と。


意見を言う側(生徒会)は「目的意識」が欠けており、「思いつくことを言ってみただけ」レベルなのである。本気でやってほしいのかすらわからない。
意見を聞く側(若手)も、「何のためなのか?」から始めなくてはならない。
もはや「意見交換」ではない。机の上に話が載せられない。もちろん話も先に進まない。


何も知らずに連れてこられたのならともかく、「意見交換会」という場だと分かって来ておきながら、そんなレベルの「意見」を持ってくるとはどういうことなのか?
「意見」に対して、目的や理由や根拠一つ言えないとはどういうことなのか?
高校のレベルというのはそんなものなのか?


挙げ句の果てには、その場の「大人」に、
「高校生だから・・・」
「高校生はそんなもの」
と言われ、さらに
「そんな頭ごなしにいっても・・・」
となだめられる始末。


(゚Д゚)ハァ?「高校の代表」で意見を言いにきてるんでしょ?
Kの国の太陽政策じゃあるまいし。
こちらからのんびり待ってたら、そのうち言ってくれるとでも思っているのか?
まったくおめでたいにもほどがある。


これが「若者定住対策審議会」である。
これでこの町や住民の未来や希望を見いだせる人がいるなら、一度お会いしてみたい。
「情けない」や「あきれる」を通り越して、本当に泣きたくなってくる。


久々に無駄な時間であった。