セミ

虫が嫌いな方は、リンクに注意(リンク先に写真あり)。


「みーんみんみんみんみーん」
と、東京では普通に鳴いている「ミンミンゼミ」。
熊本では普通に鳴いていないので、てっきりテレビだけの架空のセミだと思っていたら、実は実在していた、
ということにカルチャーショックを覚えた5年前の夏。
ちなみに、熊本で普通に鳴いているのは、ニイニイゼミ(最近はクマゼミが増えたらしいけど・・・)。


子供のころはよくセミを捕って遊んでいた。
ニイニイゼミが多かったので、アブラゼミクマゼミが捕れるとかなり喜んでいた。
また、鳴き声こそ聞こえるが、なかなか姿の見えないツクツクボウシ(レアものw)が取れた日には、喜びもひとしおだった。


さて。
朝から鳴くセミツクツクボウシに変わりつつあり、そろそろ秋かと感じる今日この頃。
そんなセミ真っ盛りの時期に思い出すことがある。


2年程前になるが、駒込駅南口に植えてある木の低い位置(すぐ捕まえられる位置)にミンミンゼミがとまっていた。
上京して1年半、ミンミンゼミなんて捕まえたこともなければ、間近で見たこともなかったので、
これはチャンスとばかりに捕まえてみた。意外とあっさり捕まった。
都会のセミは弱っているのか?と思いつつ、手の中にあるセミを某氏と一緒に観察していると、
一部始終を見ていた近くの宝くじ売り場のオバさんに、
「かわいそうだから逃がせ」
と言われた。
「えっ?」と思いつつセミを逃がし、その場を去った。


そんなことを言われたのは初めてだったので、二人して呆然としていた。
東京ではセミを捕まえるとそんなことを言われるのか・・・と複雑な気分だった。
セミさえ自由に捕って遊べないのか、と思うと、なんだか嫌な感じだ。
それだけ東京では自然が減ってるってことなのかもしれないが、捕まえたからって殺すわけじゃないんだし・・・。


それ以来、セミは捕ってない(単に捕る機会がないだけだけど)。