独裁者の取り扱い

バグダッド28日共同】イラク国内で米軍に拘束されているフセイン元大統領が28日、67歳の誕生日を迎えた。旧政権下では国を挙げての祝賀行事が毎年行われていたが、今年は拘置施設で寂しい誕生日となったようだ。

かつては栄華を誇った独裁者も、今やニュースでこんな扱いを受けるように。
大統領だったころは、

フセイン政権下のイラクでは4月28日は公の休日ではなかったが、大学や学校では通常の授業はなく歌手やバンドが入ってのコンサートが行われ、飲み物が振る舞われたりした。首都バグダッドで入場無料のサッカーの試合が催されたこともあったという。
国営テレビも元大統領をたたえる特別番組を組み、同じ日に生まれた子供にプレゼントを贈る元大統領の姿を伝えるのが常だった。

だったのに、今となっては・・・

しかしイラク戦争終結後初めての元大統領の誕生日を迎えた今年、誕生日について伝えるメディアはない。

話題にすらしない。さらに追い討ちをかけるかのごとく、

バグダッド市民の男性(25)は「サダムの誕生日?忘れていた。旧政権下ではみんなひどい目に遭ったから、もう誰も祝ったりしない」と笑った。

と、自国民にまでそっぽをむかれ・・・ちょっとばっかし気の毒だなあ(´Д`;)
もっとも、同情する気にはならないけどw