高レベル放射性廃棄物の最終処分施設誘致

こんな問題が水面下で動いていたとは。

原子力発電環境整備機構(原環機構・東京)が公募する高レベル放射性廃棄物の最終処分施設をめぐり、高岡郡津野町で候補地への応募を求める動きが出ている。4日には町民有志が町議会に陳情書を提出。これに対し、誘致反対を求める町民有志も同日、陳情書を出し、それぞれ全議員で構成する町行財政改革特別委員会(大地勝義委員長)に付託された。いずれの陳情も、12日に開かれる予定の同特別委で協議されるが、これまでに全国で正式応募した自治体はなく、大きな論議を呼びそうだ。

津野町は、前にも刑務所誘致を町議会で全会一致で採択したはいいが、どうやら失敗したという経緯がある。「四万十川源流域の町」で売っている町のやることではない。こういうことをやったら、たちまち「四万十川」ブランドは崩れ、周辺地域はおろか、高知本体への経済的ダメージが計り知れないことになってしまうことなど、ちょっと考えればわかるものを。そんなことはどうでもいいくらい、金がほしいのか?


感情的に反対といっても、強行採決されるのがオチである。町長や町議会が賛成派であること、国会議員(高知3区選出、刑務所誘致もからんでいるようだ)が動いているところをみると、知識と理論武装が不可欠であろう。


それにしても、国やNUMOはしきりに安全だと言っているが、前例もなく裏付けのデータもないことを、なぜ安全だといえるのか?