3年半を振り返り

学びたい!それが入学資格です。

2002年10月に入学して、2006年3月卒業。3年半。
「よく続いたねえ」と言われるけど、辞めたいと思ったことはない。


入学のきっかけは、六本木の本屋に置いてあった入学案内。申込締切まであまり日がないという頃だったように思う。(放送大学の名は前から知ってた。)「これだ!」と思って、入学案内を持って帰り、某氏に相談してみた。
某氏は、
「やれると思うのならやってみれば」。
一人で勉強というスタイルに不安もあったが、いろいろ勉強もしてみたいし、これも何かの縁だと思って、申し込んでみた。


最初(2002年2学期)は頑張った(つもり)。まじめに放送授業も視聴していたし。しかしそれからが大変だった。次の学期(2003年1学期)から早くもダラけはじめ、2004年になる頃には、必要そうなものだけまとめて視聴、あとは印刷教材を読む、というスタイルに。これでも一応単位は取れていたが、成績はいたって真ん中といったところである。


一番つらかったのが、2003年の2学期〜2004年の2学期だった。2003年2学期の単位認定試験の時、タイミング悪く風邪を引いてしまい、試験がほとんど受けられなかったために、2004年1学期の受験科目数が9科目に。さらにそのうち4科目落としてしまい、2004年2学期の受験科目数は10科目になってしまった。まさか風邪のツケを払い終えるのに1年もかかるとは・・・orz


そろそろ卒業が見えてきた頃、高知へ引っ越し。住所と試験地を変更するついでに、専攻も変えた(人間の探究→社会と経済)。2005年1学期は前学期の残り(再試験1科目)を消化。この時点で卒業まであと7科目。2学期はラストスパートをかけ、7科目申請。
「卒業かかってるし、気合い入れ直して勉強するぞ!」
と思ったのは最初だけ。ダラけきった状態では、なかなかエンジンもかからず、勉強をはじめたのは、やっぱり試験寸前(1月入ってから)であった。


7科目中2科目が手応えなし。卒業延期だと思っていたので、2006年1学期を2科目分申請。3月に入り、大学から速達が届き、卒業決定*1。意外な展開であった。そして今日(昨日)、卒業証書が届いた。


大学に入ってよかったと思う。視野は確実に広がったと思うし、物事を考える力が多少はついたかなと思う。何をするにもベース(「何」に対する考え方や目的)がしっかりしてないとダメだということを知った。とはいっても、これはきっかけに過ぎず、あくまで最初の一歩である。相手の言いたいことは何か、モノが存在する理由は何か、をこれから勉強して行かなきゃいけないなあ、と思う。


再入学は今のところ考えてはいない。次のステップへ、とも思うが、ここから先は専門分野になるので、テーマが定まっていない状態ではそうもいかないだろう。それを考えるより、今は、いろいろ経験を積んだり、本を読んだりしてみて、知識と経験値を増やしたほうがいいように思う。ある程度矛先が定まってから次へ進んでも遅くはないかな、と。


最後に、なにかと(勉強教えてもらったりとか、通信課題の本を選定してもらったりとか、通信課題の論述問題の解答の推敲をしてもらったりとか、論述問題の文の組み立て方とか、ドイツ語を少し教えてもらったりとかいろいろ)ご協力いただいた某氏には感謝したい。