裸の王様

敢えて名指しはしない。
自分は王様だと思っている、とある人物の話。



「常に自分は正しいのである」
自分が第三者として客観的にモノを見ているときはまともなことを言うのであるが、
これが当事者として主観的にモノを見るようになると、発言の9割以上が矛盾を含むものになる。
そんな矛盾が自分の中では正しいことと認識されているようで、そこに突っ込むと逆ギレし、怒鳴り散らして威嚇してくる。
何が何でも自分が正しいことを相手に受け入れさせようとするのである。


ちなみに、一度ブチキレたら人の話に聞く耳を持たない。


「いかなる場合でも責任を負うのは自分ではない」
着るものから持つものまで、他人に管理してもらわないとやっていけないらしい。
何かがなくなれば問答無用で怒鳴られるので、責任重大だ。
自分がどこかでなくしてきたとしても、管理責任を問われる。
なくした自分が悪いのではなく、きっちり管理をしていなかった方が悪いのだ。
怒りがエスカレートすると、その怒りはあさっての方向を向く。
「家が狭いのが悪い!」
「ここ(家)にモノがあふれているせいだ!」
とこれならまだかわいいもので、究極の殺し文句?はこれ。
「あんたがここ(家)にいるからモノがあふれて自分のモノがなくなる」


ちなみに、なくなったものは大抵灯台下暗し。

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この王様は学習能力がないようで、進言してもまったくご理解いただけない様子。
死ぬまで同じことを繰り返すのだろう。


このサマを見て思うのは、私の人生を棒に振るには早いかな、ということだけだ。
いろいろ伏線があったのに、それを見過ごした自分の責任も重大である。